探してみてね!便利でお得な情報ブログ:2018/05/16

15-06

私の父親は絵に描いたような昔気質の薩摩隼人で
良い意味でも悪い意味でも男尊女卑…

両親はお子様に対して絶対的な存在で、
手をつないでくれるくらいのことはあっても、
両親と子どもでべたべた甘えたり
甘やかしたりといったことは皆無だった。

いつもどこかに、
両親とお子さんの「線引き」のような感覚があって、
お子様の頃はそれがたまらなく寂しいときがあった。

ぼくが幼いころ、近所に女の子が越してきた。
歳が同じだったため、すぐに友達になったのだが、
なんとその子は両親のことを
「パパ、ママ」と呼んでいたのだ。

そんな呼び方は
お人形遊びの時くらいしか知らなかったわしは、
本当に驚いた。

と同時に、
そう呼んでいるその子と
両親がとても仲よさそうに見えたのだった。

その17時おれは、
帰宅した親父に勇気を振り絞って
「お帰りなさい…パパ!」と言ってみた。

するととたんに親父の顔が険しくなり、
耳がじんじんするほどの大声で怒鳴られた
「日本の娘がパパなんて呼ぶな!うちではそんな呼び方は許さん!」

今になって思うと、
娘に向かってそこまでむきになって怒らなくても…
と苦笑してしまうのだが、
幼かったわたしには、トラウマになるほど怖い思い出である。

あの日から30年ほど経ち、
あたくしにもむすめがうまれた。

折々の休みにムスメを実家に連れて帰るたびに、
面食らうことがある。

なんとあの鬼のように怖かったパパが、
孫女の子にはメロメロなのだ。

「お喉渇いたら、ママにジュースもらいなさいねー」
なんてムスメに話しかけている。

思わず
「日本の子供がママなんて呼ぶな!じゃなかったの?」
と突っ込みを入れたくなるほど。

オレの甘えたかった気持ち、
父親の甘やかしたかった気持ちが、
孫ムスメを通してひとつにつながったように思える今日この頃…